Mont Ventoux(モン・ヴァントゥ-)からの大移動が始まった。応援のためにツアーを組んでいる観客、大会関係者、各チーム、膨大な機材を運ぶテクニカルクルー、そしてプレス関係者。車で移動する人もいれば、TGV(高速鉄道)で移動する人もいる。山は下る人々で渋滞をしている。
一足先にTGVに乗った我々はは、車輌の中で多くの関係者に会った。『あと1回』。関係者の中には、長かったツール・ド・フランス2009への思いにふけりながら、車窓をぼんやりとながめている人もいる。寂しいのに違いない。
自転車に全てをかけて走破した選手、それを支えたクルー、応援を続けた人々、そして我々プレス。誰もが、もうすぐ終わる事への寂しさと悲しさを感じている。フランス人の私でさえそうなのだから、各国から来ている記者、カメラマン、リポーターは私以上だと思う。ツール・ド・フランス2009は、そうした劇的なドラマを持っている。