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「可能性へのチャレンジ」−新城幸也選手が母校で講演

2008/11/12 22時00分配信 -ピープル-

「いつかツール・ド・フランスの
表彰台で」
(新城幸也選手・清水都貴選手)

 「道は1つではない。だけど、決めた道があるなら努力してほしい」

 ツール・ド・おきなわの表彰台に立った、その翌日、新城幸也選手(梅丹本舗・GDR)は、母校・八重山高校の壇上にいた。
  PTA主催の教育講演会に、チームの浅田顕監督とともに出席した新城選手。タイトルは「遙かなるシャンゼリゼ・世界への挑戦!」

◇「体育の先生」から「フランス」へ
  高校時代の夢は「体育の先生になること」。しかし体育大学の受験に失敗。次の目標を探していた時、小さい頃から親交があった福島晋一選手(梅丹本舗・GDR)にフランス行きを誘われた。
『フランスに行った時は、体育の先生になる夢を捨てていなかった。ただ自転車に乗ってみたいという気持ちだけだけで、プロになる気持ちではなかった』(新城選手)という。
  しかし、そこは本場。日本での印象とは全く違う刺激が、新城選手を奮い立たせた。
『ヨーロッパのレースを見て、自転車にめりこんでいった。そして自転車の世界で、「ツール・ド・フランスで優勝したい」と思うようになった』
  異国の地での生活は、福島晋一、康司兄弟との共同生活。2人が、新しい夢である自転車の世界へ、彼を誘(いざな)った。
『自転車競技で成功するかどうかもわからない僕に、福島さんはチケットを渡してくれた。そしてプロ選手、自転車競技というものを教えてくれた。アマチュア時代に知り合った友人たち、フランスの人々が、プロとして戦う僕の背中を押してくれた』

◇「フランス」から「世界の頂点」へ
  石垣島を飛び出し、フランスへ。その決断を自転車競技にたとえながら『挑戦してよかった』と語った。
『どこにチャンスが転がっているかわからない。自転車はアタックしてみないとわからない競技。何かのきっかけで優勝するチャンスがやってくる。(それと同じように)新しい世界を経験して、挑戦してよかったと思っている』
  そして後輩たちに語りかけた。
『自分も高校時代は1つの道(体育の先生)しか考えられなかった。自転車のプロとして走っていける可能性を見つけられるなんて、想像もできなかった。外に出て、やってみなければわからないことがある。いろんな可能性にチャレンジしてほしい。だけど、「これだ」というものを見つけたら、がんばってほしい。頑張れば、絶対に結果がついてくる』と。
  そして
『ツール・ド・フランスは自転車で世界一のレース。これで優勝することが僕の夢。世界中の自転車ファンが注目するレースで、トップで(ゴールの)シャンゼリゼを走りたい』と、目を輝かせた。

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