老朽化により新しく建て直すことになった登野城地区の天川御嶽拝殿の地鎮祭が2月1日、多くの字民が参列して行われ、古式ゆかしい「ジーピシ(地固め)」に工事の安全と無事の完成を祈った。
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地鎮祭は神司による祈願の後、天川御嶽拝殿新築事業期成会の伊波剛会長、登野城字会の比屋根重雄会長、氏子代表の新城弘志さんほか施工業者らが献香。続いて登野城ユンタ保存会、火曜会の会員ら25人による「ジーピシ」が行われた。
「ジーピシ」はユンタ(古謡)を歌いながら胴突き(丸太)をついて地固めする儀式。胴突きに放射状につないだ縄を各自が1本ずつ持ち、唄に合わせて引っ張ったり緩めたりして地面をたたき固める。昔は家を建てるときに地域住民総出で行っていたが、今では家も生活も変わり見られなくなった。そのため境内には見学に訪れた人も多く、字関係者も懐かしそうに見つめていた。
天川御嶽は登野城村の鎮守の神として、豊年祭や結願祭など村の神事を行う場所。拝殿は1963(昭和38)年に改築されたのが最後で、以来47年が経過し老朽化が進んでいた。そのため期成会が中心となって建て替えることになり、島内外の関係者に寄付を呼びかけたところ、目標の1200万円が集まった。そして1月23日には機械を一切使わず、字民の手によって取り壊し作業が行われた。
新しい拝殿は木造となる。屋根も勾配の緩やかな八重山伝統の寄せ棟造り。工期は6月10日までの予定で、7月21日・22日の豊年祭は新しい拝殿で行われる。